基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成16年 春期 基本情報技術者 午前 問78
問78   最大の効果を得る問題を解く手法

 “1次式で表現される制約条件の下にある資源を, どのように配分したら最大の効果が得られるか”という問題を解く手法はどれか。

 

ア 因子分析法     イ 回帰分析法     ウ 実験計画法     エ 線形計画法
解答←クリックすると正解が表示されます

解説

ア:因子分析法とは、事象に関係する複数の原因やその原因因子から1つの 概念をまとめることができる潜在因子を抽出する多変量解析の手法のことを指す。

イ:回帰分析法とは、まず2変数の相関を調べ、相関がある場合関係式を計 算して、それらの重要性、傾向等を分析し評価する手法のことを指す。

ウ:実験計画法とは、時間を掛けずローコストであるデータを有効にとり、 実験・解析・結果等を得ることを計画する手法のことを指す。ミニマックス (最小のもので最大を得る)の考え方が成されている。

エ:線形計画法とは、1次不等式で表される制約式の範囲内で目的関数の 最大値あるいは最小値を求める手法のことを指す。制約条件下の最大解を求めることに適しており、 最適化理論やオペレーションズリサーチから派生している。ゲーム理論や待ち行列と同様、 これもミニマックスの考え方が成されている。よって、正解である。


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