稼働率はシステムが稼動している確立で0以上1以下の値になる。この値は、1に近いほど
システムの信頼性が高い。問題のシステムは、並列の稼働率を計算すればよい。
装置を並列に接続した場合は、どれか 1台の装置が稼動していれば全体として稼動する。
装置1が稼動しない確立は(1−a)で装置1と装置2の両方が稼動しない確立は、
(1−a)×(1−b)となる。この場合の全体の稼働率は以下のようになる。
全体の稼働率=1−(1-a)×(1−b)
┌────┐
┌─┤装置1 ├─┐
│ │稼働率a│ │
─┤ └────┘ ├─
│ ┌────┐ │
└─┤装置2 │ │
│稼働率b├─┘
└────┘
稼働率aの装置3台を並列に接続した場合の全体の稼働率は(1−a)3 となる。
稼働率 0.9 の装置を2台接続した場合は、0.99 となる。
P=1−(1−0.9)2 = 0.99
稼働率 0.9 の装置を3台接続した場合は、0.999 となる。
P=1−(1−0.9)3 = 0.999
【平成14年秋 問37】
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