基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成20年 秋期 基本情報技術者 午前 問63
問63   ディジタル署名

 通信販売の電子商取引では,受発注における改ざん,なりすまし, 否認によって販売業者又は利用者に被害が及ぶ危険性がある。この三つの防止に 適用できるセキュリティ技術はどれか。

ア ウイルスチェック     イ ジャンクメールフィルタ

ウ ディジタル署名      エ ファイアウォール


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解説

 ディジタル署名とは、ディジタル文書の正当性を保証するために付けられる 暗号化された署名情報のことである。署名を改竄できる可能性があった従来の通信文とは 異なり、ディジタル署名は偽造できない。

 つまり、公開鍵の応用によって文書の作成者を証明し、かつその文書が改竄されていないことを 保証する。署名者は、自身の秘密鍵を用いて暗号化した署名を文書に付加して送る。

 受取人は、署名者の公開鍵を用いて署名を復号し、正しい内容かどうか確認する。 第3者による偽造防止の他、署名者がその文書を作成したことの証明にも用いることが できるのが特徴である。


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