基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成29年 秋期 基本情報技術者 午前 問02
問02   誤り検査方式

 送信側では,ビット列をある生成多項式で割った余りをそのビット列に付加して送信し, 受信側では,受信したビット列が同じ生成多項式で割り切れるか否かで誤りの発生を 判断する誤り検査方式はどれか。

ア CRC 方式              イ 垂直パリティチェック方式

ウ 水平パリティチェック方式       エ ハミング符号方式


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解説

ア: CRC( Cyclic Redundancy Check:巡回符号検査 )方式 とは、送信側で ビット列をある生成多項式で割った余りをそのビット列に付加して送信、受信側で 受信したビット列が同じ生成多項式で割り切れるか判定し、誤りの発生を判断する 誤り検査方式のことである。よって、正解である。

イ:パリティチェック( Parity Check : 奇偶検査)とは、データ内のビット列に あるビットの数を偶奇分けして送信し、受信時に送信時と異なる偶奇の場合、 伝送途中のエラー発生を確認することが可能な誤り検出方式である。 その中で、垂直パリティチェック( VRC:Vertical Redundancy Check )方式とは、 1文字単位の誤り検査に使われることが多い。

ウ:水平パリティチェック( LRC:Longitudinal Redundancy Check )方式とは、 ブロック単位で誤り検査をし、キャラクタを追加する検査方式である。 垂直パリティチェックと併用されることが多い。

エ:ハミング符号方式 とは、自己訂正方式( FEC:Forward ErrorCorrection )の 代表方式であり、冗長ビットを用いて誤りを発見するだけではなく、 軽い誤り程度なら自己訂正を行い送信する方式である。

【平成16年春 問63】


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