基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成31年 春期 基本情報技術者 午前 問04
問04   機械学習における教師

 機械学習における教師あり学習の説明として,最も適切なものはどれか。

ア 個々の行動に対しての善しあしを得点として与えることによって,得点が最も多く得られるような方策を学習する。

イ コンピュータ利用者の挙動データを蓄積し,挙動データの出現頻度に従って次の挙動を推論する。

ウ 正解のデータを提示したり,データが誤りであることを指摘したりすることによって,未知のデータに対して正誤を得ることを助ける。

エ 正解のデータを提示せずに,統計的性質や,ある種の条件によって入力パターンを判定したり,クラスタリングしたりする。


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解説

 機械学習とは、人間が通常行っている学習能力と同様の機能をコンピュータで実現しようとする技術である。

 機械学習のアルゴリズムは、要求される結果によって、以下のように分類される。

  • 「教師あり学習」事前に与えられた情報を「例題」とみなして、それをガイドに学習を行う。
  • 「教師なし学習」。出力すべきものがあらかじめ決まっていない学習で、 データの背後に存在する本質的な構造を抽出するために用いられる。
  • 「強化学習」周囲の環境を観測することによって、行動すべきことを学習する。
ア:強化学習 の説明である。

イ:教師なし学習 の説明である。

ウ:正しい。

エ:教師なし学習 の説明である。


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