基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成16年 春期 基本情報技術者 午前 問51
問51   業務システムのコード設計

 業務システムのコード設計に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

ア コードの実際の付番は,コードの処理方法に詳しいシステム設計担当者が行うべきである。

イ コードの属性とけた数は,コンピュータの内部処理効率に重点を置いて設計すべきである。

ウ コードの入力ミスが業務に重大な影響を及ぼすと判断されるときは,検査文字(チェックディジットなど)を採用すべきである。

エ コードの保守方法(追加,廃止,変更など)については,運用テストの段階で決めるべきである。


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解説

 コード設計とは、あるシステムにおいてコード化するデータ項目を決め、使用する範囲、 その期限、扱いやすさを考慮し、番号を付加(付番)することを指す。 付番により、他のデータとの識別、分類、ソート、チェック機能を利用可能となる。 データ量が少ないうちはコードの管理負担は少ないが、データ量が多くなるに比例して管理が 特に大事になるので、コード設計は業務システム管理においての最重要項目の1つとなる。

ア:コードの実際の付番は、期限、扱いやすさを考慮し実務担当者が行うことが望ましい。

イ:コードの属性とけた数がコンピュータの内部処理に与える影響はほとんどなく、 実際に利用する側の視点での付番が重要である。

ウ:正解。

エ:コードの保守方法は運用段階ではなく、もっと前の設計段階において決定するべきである。


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