“1次式で表現される制約条件の下にある資源を, どのように配分したら最大の効果が得られるか”という問題を解く手法はどれか。
イ:回帰分析法とは、まず2変数の相関を調べ、相関がある場合関係式を計 算して、それらの重要性、傾向等を分析し評価する手法のことを指す。
ウ:実験計画法とは、時間を掛けずローコストであるデータを有効にとり、 実験・解析・結果等を得ることを計画する手法のことを指す。ミニマックス (最小のもので最大を得る)の考え方が成されている。
エ:線形計画法とは、1次不等式で表される制約式の範囲内で目的関数の 最大値あるいは最小値を求める手法のことを指す。制約条件下の最大解を求めることに適しており、 最適化理論やオペレーションズリサーチから派生している。ゲーム理論や待ち行列と同様、 これもミニマックスの考え方が成されている。よって、正解である。
【平成16年春 問78】