基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成18年 春期 基本情報技術者 午後 問03
問03   通信ネットワークの信頼性に関する記述

通信ネットワークの信頼性に関する次の記述を読んで,設問1,2に答えよ。

三つの拠点 A,B,C が図1のように 3 本の回線で接続されている。 各回線の稼働率と通信速度は図1のとおりである。 拠点 A と拠点 C との間で業務処理の通信が行われており,これらの回線はそのためだけに利用されている。 この業務処理では, 週末には 50 Mbps,月末には 100 Mbps,それ以外の通常時には 40 Mbps の通信速度を確保する必要がある。

図1の拠点 B と拠点 C との間のように拠点間に複数の回線が存在する場合, その間の通信速度は各回線の通信速度の和になるものとする。 また,1 本の回線に障害が発生しても残りの回線で通信が可能であり, このときの回線切替えに伴う通信遅延などは考慮しなくてよい。

図1 拠点 A,B,C 間のネットワーク接続状況

設問1 次の記述中の に入れる正しい答えを, 解答群の中から選べ。

拠点 A と拠点 C との間で,通常時に必要な通信速度が確保できるネットワークの稼働率は ,週末に必要な通信速度が確保できるネットワークの稼働率は である。

解答群

ア 0.648      イ 0.72      ウ 0.8

エ 0.81      オ 0.882      カ 0.9

解答 a ←クリックすると正解が表示されます

解答 b ←クリックすると正解が表示されます

基本情報技術者試験


設問2 次の記述中の に入れる正しい答えを, 解答群の中から選べ。

拠点 A と拠点 C との間のネットワークの稼働率を高めるために,新たに稼働率 0.9, 通信速度 40 Mbps の回線を追加することにした。 回線の追加方法として,図2に示す3通りを検討している。 稼働率は,通常時,週末,月末のすべての場合に対して高めたいと考えている。 この条件を満たす方法は, である。 さらに,通常時,週末,月末のすべての場合の稼働率を高めるだけでなく, 月末の処理の増大に備え,回線に障害が発生していないときの最大通信速度も 上げるために選択すべき方法は, である。

      図2 回線の3通りの追加方法

解答群

ア (1) だけ        イ (2) だけ        ウ (3) だけ 

エ (1) 又は (2)      オ (1) 又は (3)      カ (2) 又は (3)

解答 c ←クリックすると正解が表示されます

解答 d ←クリックすると正解が表示されます


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