平成22年 春期 基本情報技術者 午前 問30
問30 第3正規形への書き換え
“発注伝票”表を第3正規形に書き換えたものはどれか。ここで,下線部は主キーを表す。
発注伝票(注文番号,商品番号,商品名,注文数量)
ア | 発注(注文番号,注文数量) |
| 商品(商品番号,商品名) |
イ | 発注(注文番号,注文数量) |
| 商品(注文番号,商品番号,商品名) |
ウ | 発注(注文番号,商品番号,注文数量)
| | 商品(商品番号,商品名) |
エ | 発注(注文番号,商品番号,注文数量) |
| 商品(商品番号,商品名,注文数量) |
ウ
解説
データの正規化とは、データのメンテナンス性を高めるためにデータベース内で
同じ情報を2回以上重複しない様に記録し、個々のテーブルは主キーから
直接連想されるデータのみで構成されるようにデータベースを構築することを指す。
- 第1正規形
繰り返し部分を分離して独立の表にしたものを第1正規形とよぶ。
- 第2正規形
第1正規形から部分従属している列を分離したものを第2正規形とよぶ。
- 第3正規形
基本キー以外の列に関数従属している列を分離して独立の表にしたものを第3正規形とよぶ。
問題の“発注伝票”は、
発注伝票(注文番号,商品番号,商品名,注文数量)
で、下線部が主キーである。「商品名」は「商品番号」から従属的に決まるので、
表を第3正規形に書き換えると以下のようになる。
発注(注文番号,商品番号,注文数量)
商品(商品番号,商品名)
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