基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成16年 春期 基本情報技術者 午後 問05
問05   ニュースを提供するシステムを設計

利用者の好みに合わせて国内ニュースを提供するシステムを設計する。 このシステムの概要は,次のとおりである。

〔システムの概要〕

(1) 提供するニュースは,ニュースファイルに次の様式で格納されている。 ニュースファイルは,1件のニュースを1レコードとする順ファイルであり, ニュースが登録された順に記録されている。

ニュースファイルのレコード様式

登録年月日 登録時刻 発生年月日 発生時刻 分類 見出し 概要 詳細 画像ファイル
のアドレス

登録年月日は,ニュースが登録された年月日を表す 8 けたの文字列である。 例えば,2004 年 4 月 1 日の場合,“20040401”となる。 登録時刻は,ニュースが登録された時分を表す4けたの文字列である。 例えば,午後 6 時 30 分の場合,“1830”となる。 発生年月日は,ニュースが発生した年月日であり,登録年月日と同様の様式である。 発生時刻は,ニュースが発生した時刻であり,登録時刻と同様の様式である。 分類は,ニュースの分類であり,“医療”,“教育”,“経済”,“芸能”, “サイエンス”,“社会”,“スポーツ”,“政治”のいずれかが格納される。 更にニュースの見出し,概要,詳細及び関連する画像ファイルのアドレスが含まれる。

(2) 利用者の情報は,利用者ファイルに次の様式で登録されている。 利用者ファイルは,利用者 ID をキーとする索引ファイルである。

利用者ファイルのレコード様式

利用者 ID 分類 1 分類 2 分類 3 分類 4 分類 5 前回利用
年月日
前回利用
時刻

利用者ファイルには,利用者の好みのニュースの分類が一つ以上五つまで 分類1から順に登録されている。 分類が五つに満たない場合,残りの分類には“NIL”(空を示す)が格納される。 システムが提供するニュースは,登録されている分類ごとに,発生年月日, 発生時刻の新しいものから最大 10 件ずつである。

前回利用年月日と前回利用時刻は,利用者が最後にシステムを利用した日時である。 前回利用年月日,前回利用時刻は,ニュースファイルの登録年月日, 登録時刻とそれぞれ同じ様式の文字列である。

(3) 利用者がシステムを利用する日時が,最後に利用した日時から 24 時間を 超える場合,現在時刻の 24 時間前から登録されたすべてのニュースを対象に抽出を行う。 利用者がシステムを利用する日時が,最後に利用した日時から 24 時間以内の場合, 最後に利用した日時以降に登録されたニュースを対象に抽出を行う。

(4) システムは,利用者の端末種別に基づき,提供する抽出結果の様式を変更する。 利用者の端末が携帯電話などの場合,端末種別は“簡易”であり,ニュースの概要を提供する。 パソコンなどの場合,端末種別は“詳細”であり,ニュースの詳細や画像を提供する。

〔処理の説明〕

(1) 要求受付処理では,次の様式の利用者の要求情報に含まれる利用者 ID を基に, 利用者ファイルから利用者 ID の一致するレコードを選択する。

なお,様式中の端末種別には,“簡易”か“詳細”かの区分が格納される。

要求情報の様式

利用者 ID端末種別

さらに,要求情報と選択したレコードから,次の様式のレコードを一時ファイル A に書き出す。

一時ファイル A のレコード様式

分類 1 分類 2 分類 3 分類 4 分類 5 抽出開始
年月日
抽出開始
時刻
端末種別

最後に,利用者ファイルの該当利用者レコードの前回利用年月日,前回利用時刻の値を, それぞれ現在の年月日,時刻に更新する。

(2) ニュース抽出処理では,一時ファイル A を基に,ニュースファイルから次の 二つの条件を同時に満たすレコードを抽出する。

 @ ニュースファイルのレコードの登録年月日,登録時刻が, 一時ファイル A の抽出開始年月日,抽出開始時刻以降である。

 A ニュースファイルのレコードの分類が,一時ファイル A の分類1〜 5 のどれかと一致する。

  これらの条件を満たすレコードに,必要な情報を加えて一時ファイル B に書き出す。

(3) ニュース整列処理では,一時ファイル B を整列して,一時ファイル C へ書き出す。

(4) 結果出力処理では,一時ファイル C から分類ごとに最大 10 件を抽出し, その結果を,端末種別に従って次の様式で書き出す。

端末種別が“簡易”の場合の様式

発生年月日 発生時刻 分類 見出し 概要

端末種別が“詳細”の場合の様式

発生年月日 発生時刻 分類 見出し 詳細 画像ファイル
のアドレス

(5) ここで,各処理間の情報受渡しは,図に示すファイルだけで行われるものとする。

基本情報技術者試験


設問1 次の記述中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

ある利用者の利用者ファイルのレコードが次のとおりであった。

XR205 経済 芸能 NIL NIL NIL 20040401 2038

この利用者が 2004 年 4 月 3 日の 17 時 00 分にシステムを利用した場合, 要求受付処理において,一時ファイル A の抽出開始年月日には が,抽出開始時刻には が格納される。

解答群

ア “0000”      イ “1700”      ウ “2038”

エ “20040401”    オ “20040402”    カ “20040403”

解答 a ←クリックすると正解が表示されます

解答 b ←クリックすると正解が表示されます

基本情報技術者試験


設問2 ニュース抽出処理で出力される一時ファイル B のレコード様式は, 次のとおりである。 この様式中の に入れる正しい答えを, 解答群の中から選べ。

発生年月日 発生時刻 見出し 概要 詳細 画像ファイル
のアドレス

解答群

ア 端末種別    イ 抽出開始時刻    ウ 抽出開始年月日

エ 登録時刻    オ 登録年月日     カ 分類

キ 利用者 ID

解答 c ←クリックすると正解が表示されます

解答 d ←クリックすると正解が表示されます

設問3 次の記述中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

ニュース整列処理では,ニュース抽出処理で出力されたレコードを対象に整列処理を行う。 このとき,第1整列キーは で文字コードの昇順とし, 第2整列キーは で降順,第3整列キーは で降順とする。

解答群

ア 概要      イ 画像ファイルのアドレス

ウ 詳細      エ 抽出開始時刻

オ 登録時刻    カ 登録年月日

キ 発生時刻    ク 発生年月日

ケ 分類

解答 e ←クリックすると正解が表示されます

解答 f ←クリックすると正解が表示されます

解答 g ←クリックすると正解が表示されます

設問4 次の記述中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

ある利用者の利用者ファイルのレコードが次のとおりであった。

DT512 政治 経済 スポーツ NIL NIL 20040401 0400

2004 年 4 月 1 日の 11 時 00 分における,分類ごとのニュースの登録件数が 次の表のとおりであったとする。 この利用者が同年月日の同時刻にシステムを利用した場合,ニュース整列処理で 一時ファイル C に書き出されるレコードの件数は 件であり,結果出力処理で表示されるニュースの件数は 件である。

   表 ニュースの登録件数

分類 1 時間ごとの登録件数
00:00
 〜
0059
01:00
 〜
0159
02:00
 〜
0259
03:00
 〜
0359
04:00
 〜
0459
05:00
 〜
0559
06:00
 〜
0659
07:00
 〜
0759
08:00
 〜
0859
09:00
 〜
0959
10:00
 〜
1059
医療 0 0 0 0 0 0 2 0 1 0 0
教育 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0
経済 0 0 0 1 0 2 2 6 8 2 4
芸能 1 0 1 0 1 2 0 1 2 1 1
サイエンス 1 0 1 0 1 1 3 2 3 2 5
社会 0 1 2 0 1 0 2 3 5 4 3
スポーツ 0 0 0 1 0 0 1 1 0 3 2
政治 0 1 0 0 0 1 4 2 3 6 3

解答群

ア 27      イ 28      ウ 50

エ 53      オ 60      カ 98

キ 108

解答 h ←クリックすると正解が表示されます

解答 i ←クリックすると正解が表示されます


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