アローダイアグラムとは、下図の様に、作業の前後関係を整理して矢印で結んだ
ネットワークを作成し、工程上のネックを発見して日程計画に役立てることを指す。
この場合全ての作業工程を求め、その中で1番長い作業工程(クリティカルパス)を
比較して所要日数を考える。ここでダミーの作業日数は0日と考える。
短縮前
(工程T)28 日:@ → A → B → C → D → F
(工程U)31 日:@ → A → B → C → D →(ダミー)→ E → F
(工程V)28 日:@ → A → B → E → F
(工程W)16 日:@ → A → C → D → F
(工程X)19 日:@ → A → C → D →(ダミー)→ E → F
クリティカルパスは(工程U)31 日:@ → A → B → C → D →(ダミー)→ E → F である。
短縮後
(工程T)24 日:@ → A → B → C → D → F
(工程U)27 日:@ → A → B → C → D →(ダミー)→ E → F
(工程V)28 日:@ → A → B → E → F (変化なし)
(工程W)16 日:@ → A → C → D → F (変化なし)
(工程X)19 日:@ → A → C → D →(ダミー)→ E → F(変化なし)
短縮後、クリティカルパスは(工程V)28 日:@ → A → B → E → F
となり、3日分短縮したことになる。よって、正解は(ウ)である。
【平成16年秋 問54】
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