基本情報技術者試験の過去問と解説
[TOP] [午前分野別] [午後分野別] [キーワード索引] [令和元年秋午前] [令和元年秋午後]

平成20年 春期 基本情報技術者 午後 問03
問03   データファイルのバックアップに関する記述

 データファイルのバックアップに関する次の記述を読んで,設問1,2に答えよ。

 Y社では,業務系システムが使用する業務データを磁気テープにバックアップすることを 検討している。

 この業務系システムのサービス運用時間は,営業日(月曜日〜土曜日)の 9:00〜19:00 である。 全体で 18G バイトからなる業務データは,共通ファイルと,月曜日〜土曜日の各曜日に 利用する六つの曜日ファイル群からなる。各営業日には,共通ファイル全体( 0.6G バイト)及び その曜日の曜日ファイル群の一部(場所は不定で 0.6G バイト)の計 1.2G バイトを更新する。 データの更新状況を図に示す。ここで, 1G バイト=1,000M バイトとする。


 網掛けの部分は,更新領域( 0.6G バイト)を表す。

       図 データの更新状況

 このシステムにおいて,バックアップ方式を次のとおり検討している。

(1) 週1回,日曜日にすべての業務データのバックアップ(フルバックアップ)を実施する。

(2) 月曜日〜土曜日に実施する部分バックアップは,次のいずれかの方式とする。

 @ 方式A

  日曜日のフルバックアップの時点以後に更新された業務データをすべてバックアップする。

 A 方式B

  前日のバックアップの時点以後に更新された業務データだけをバックアップする。

(3) その他の条件は,次のとおりである。

 @ バックアップは,その日の業務終了後に実施し,その日のうちに終了する。

 A 磁気ディスクから磁気テープヘのバックアップの速度は 2M バイト/秒, 磁気テープから磁気ディスクヘのリストアの速度も同じく 2M バイト/秒である。

 B フルバックアップと各営業日の部分バックアップはそれぞれ別の磁気テープに 保存することとし,それぞれのバックアップデータは1本に収まるものとする。

設問1 バックアップ時間に関する次の記述中の に 入れる正しい答えを, 解答群の中から選べ。

 日曜日のフルバックアップに要する時間は 150 分である。

 月曜日〜土曜日の部分バックアップは,方式Aの場合で最も時間がかかる曜日 には 分,方式Bの場合で毎日 分かかる。

 なお,磁気テープはバックアップ開始までにセットされているものとする。

解答群

ア 5      イ 10      ウ 30

エ 35      オ 145      カ 150

解答 a ←クリックすると正解が表示されます

解答 b ←クリックすると正解が表示されます

基本情報技術者試験


設問2 障害発生時のデータ復旧に関する次の記述中の に 入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

 障害発生時のデータ復旧に使用する磁気テープの最大本数は,フルバックアップされた 磁気テープを含めると,方式Aでは 本, 方式Bでは 本である。

 方式Aを採用した場合,復旧には最長で 分かかる。

 なお,磁気テープの交換時間は3分とする。また,復旧の時間には,最初の磁気テープを セットする時間と最後の磁気テープを取り出す時間は含まない。

c,d に関する解答群

ア 1      イ 2      ウ 6      エ 7      オ 8

e に関する解答群

ア 38      イ 183      ウ 185      エ 188      オ 193

解答 c ←クリックすると正解が表示されます

解答 d ←クリックすると正解が表示されます

解答 e ←クリックすると正解が表示されます


[←前の問題] [次の問題→] [問題一覧表] [分野別] [基本情報技術者試験TOP ]
©2004-2024 情報処理試験.jp |  プライバシーポリシー・著作権・リンクお問合わせ