基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成20年 春期 基本情報技術者 午後 問05
問05   プログラム設計に関する記述

 プログラム設計に関する次の記述を読んで,設問1〜4に答えよ。

 小売企業のA社には,本社と 20 か所の店舗がある。店舗では商品を販売しており, 販売結果は販売データとして本社にある販売システムで管理されている。今回,A社では, 販売データを基に販売構成一覧を作成することにした。

〔販売構成一覧作成プログラムの概要〕

(1) 販売データは,販売番号と商品コードをキーとして販売ファイルに記録される。 販売番号は,1回の販売ごとに割り当てる全社で一意となる番号である。 販売ファイルのレコード様式を図1に示す。

 販売番号 商品コード 店舗コード  販売日時 販売数 販売金額
 下線はキー項目を表す。

   図1 販売ファイルのレコード様式

(2) 商品名,商品カテゴリ名及びメーカコードは,商品コードをキーとして商品ファイルに 記録されている。商品ファイルのレコード様式を図2に示す。

 商品コード 商品名 商品カテゴリ名  メーカコード
 下線はキー項目を表す。

   図2 商品ファイルのレコード様式

(3) 販売構成一覧には,商品カテゴリを集計種別として商品カテゴリ名(項目)ごと に集計したものと,メーカを集計種別としてメーカコード(項目)ごとに集計した ものとの2種類がある。集計種別を商品カテゴリ,すなわち集計する項目(以下, 集計項目という)を商品カテゴリ名として集計したときの販売構成一覧の例を,図3に示す。

     図3 販売構成一覧の例

(4) 利用者は,販売データの集計期間を指定する。指定した期間の販売データは必ず 1件以上あるものとする。また,利用者は,集計種別として商品カテゴリ又は メーカのどちらかを指定する。

(5) 販売構成一覧の作成手順は,次のとおりである。

 @ 集計期間の販売データを販売ファイルから抽出し,商品コードの昇順に並べ替える。

 A @の結果の販売データ及び商品ファイルのレコードを,商品コードをキーと して突き合わせる。キーが一致した場合,商品ファイルのレコードと販売データ のレコードから必要な項目の値を取り出して,それらを中間ファイルAに出力する。

 B 中間ファイルAのレコードから,販売数と販売金額の値を取り出す。さらに, 集計項目の値を取り出し,それら二つの値からなるレコードを中間ファイルBに出力する。

 C 中間ファイルBのレコードを並べ替えて,集計項目ごとに販売数と販売金額を 合計し,中間ファイルCに出力する。中間ファイルBの全レコードの販売金額を 合計し,中間ファイルDに出力する。

 B 集計項目ごとに合計した販売金額の高い順に順位を付ける。

 E 集計項目ごとに合計した販売金額の,すべての販売金額の合計に対する百分率を 算出する。これを,販売構成一覧で表示する集計項目ごとの構成比率とする。

 C 販売構成一覧の形式に合わせて作表する。

(6) 中間ファイルAと中間ファイルBのレコード様式を図4に示す。

中間ファイルA
 商品カテゴリ名 メーカコード 販売数  販売金額

中間ファイルB

 集計項目 販売数 販売金額

図4 中間ファイルAと中間ファイルBのレコード様式

(7) 販売構成一覧の作成の流れを図5に示す。

     図5 販売構成一覧の作成の流れ

設問1 図5の"利用者指定値の読込み"で入力する項目として正しい答えを, 解答群の中から選べ。

解答群

ア 集計開始日付,集計終了日付

イ 集計開始日付,集計終了日付,構成比率

ウ 集計開始日付,集計終了日付,集計種別

エ 集計開始日付,集計終了日付,順位

解答 ←クリックすると正解が表示されます

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設問2 図5の"整列2"と"整列3"で行う並替えのキー項目として,図5中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

解答群

ア 合計した販売金額     イ 合計した販売数      ウ 集計項目

エ 商品カテゴリ名      オ メーカコード

解答 a ←クリックすると正解が表示されます

解答 b ←クリックすると正解が表示されます

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設問3 次の記述中の に入れる正しい答えを, 解答群の中から選べ。

 利用者が指定できる集計種別として店舗を追加し,店舗コード別販売構成一覧を 作成する場合を考える。図5中の α 部分を図6に置き換えることで, 既存の処理を変更せずに店舗コード別販売構成一覧が作成できる。図5の "抽出した販売データ"の項目には店舗コードはあるが,中間ファイルAには 店舗コードがない。 中間ファイルBの集計項目には,店舗コードの値が必要である。そこで,集計種別が 店舗の場合に実行する処理として を追加する。 その実行条件は である。

  図6 図5中のα部分と置き換える部分

c に関する解答群

ア 集計期間のレコードの再抽出

イ 順位の付与

ウ 商品ファイルとの突合せ

エ 中間ファイル B の様式への変換

オ 店舗コードの昇順に整列

d に関する解答群

ア (集計種別="商品カテゴリ") AND (集計種別="メーカ")

イ (集計種別≠"商品カテゴリ") OR (集計種別≠"メーカ")

ウ 集計種別="店舗"

エ 集計種別≠"店舗"

解答 c ←クリックすると正解が表示されます

解答 d ←クリックすると正解が表示されます

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設問4 次の記述中の に入れる正しい答えを, 解答群の中から選べ。解答は,重複して選んでもよい。

 販売構成一覧の表示について,利用者から次の要求@〜Bが発生した。

 @ 順位が 10 位までのデータだけが表示されるようにする。

 A 構成比率で5%以上のデータだけが表示されるようにする。

 B 順位が同じデータの場合,販売数で降順に表示されるようにする。

 要求@〜Bを最も効率よく満たす方法を考えると要求@に対しては,図5中 の の処理に, 順位の値が 10 以下のレコードだけを出力する機能を追加すればよい。 また,要求Aに対しては,図5中の の処理に, 構成比率の値が5以上のレコードを出力する機能を追加すればよい。 一方,要求Bに対しては,第1キーを順位の昇順, 第2キーを販売数の降順として,読み込んだレコードを並べ替えて出力する。 "整列4"を,新規の処理として図5中の の直前に追加すればよい。

解答群

ア 構成比率の算出     イ 集計       ウ 順位の付与

エ 整列2         オ 整列3

解答 e ←クリックすると正解が表示されます

解答 f ←クリックすると正解が表示されます

解答 g ←クリックすると正解が表示されます


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