基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成28年 春期 基本情報技術者 午前 問08
問08   流れ図で表される手続

 x と y を自然数とするとき,流れ図で表される手続を実行した結果として,適切なものはどれか。

      q の値    r の値  
  ア  x ÷ y の余り   x ÷ y の商  
  イ  x ÷ y の商   x ÷ y の余り  
  ウ  y ÷ x の余り   y ÷ x の商  
  エ  y ÷ x の商   y ÷ x の余り  

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解説

 例えば、x = 11, y = 5 の場合で、流れ図を実行してみる。
  1. r ← 11 となる。
  2. r (11) と y (5) を比較し、r の方が大きいので下に行く。
  3. r ← r − y を実行し、r ← 11 − 5 で r は 6 になる。
  4. q の値を1加算し、1 になる。
  5. r (6) と y (5) を比較し、r の方が大きいので下に行く。
  6. r ← r − y を実行し、r ← 6 − 5 で r は 1 になる。
  7. q の値を1加算し、2 になる。
  8. r (1) と y (5) を比較し、r の方が小さいので終了する。
 最終的に、q の値は2になり、r の値は1になる。 この流れ図は、最初に x の値を r に代入する。その後、 r から y の値を引き、r の値が y より小さくなったら終了する。 また、この引き算の回数を q に求めている。

 つまり、q は「x ÷ y の商」で、r は「x ÷ y の余り」となる。

【平成25年春 問08】


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