基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成16年 秋期 基本情報技術者 午前 問71
問71   公開鍵暗号方式

 ある商店が,顧客からネットワークを通じて注文を受けるために, 公開鍵暗号方式を利用して,注文の内容が第三者に分からないようにする。 商店,顧客それぞれが利用する鍵の適切な組合せはどれか。

  商店 顧客
ア   公開鍵 秘密鍵
イ   公開鍵 公開鍵と秘密鍵
ウ   秘密鍵 公開鍵
エ   秘密鍵 公開鍵と秘密鍵


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解説

 ディジタル署名とは、ディジタル文書の正当性を保証するために付けられる暗号化した 署名情報の事を指す。公開鍵暗号方式を応用したもので、公開鍵と秘密鍵の対になっており、 送信者が受信者に対してその2つを送り、受信者は秘密鍵でなされたディジタル署名を 送信者からの公開鍵で復元する。このことによりメールへのアクセスを制限することができる。

 今回の場合、送信者である商店が秘密鍵で暗号を作成し、受信者である顧客が 商店から送信された公開鍵で復元する。顧客が公開鍵、秘密鍵の2つを持っている場合、 商店以外でも復元できるため適切ではない。よって、(ウ)が正解である。


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