基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成15年 春期 基本情報技術者 午前 問75
問75   CVP分析

 販売価格が 12 万円の製品を製造するのに,表のような案Aと案Bがある。 販売数量によって,どちらの案が有利かが決まる。 案Aと案Bにおいて,有利さが逆転する月間販売数量は何個か。

  月当たり固定費 変動費単価
案A 1,000 万円 7万円/個
案B 2,000 万円 5万円/個

ア 400     イ 500     ウ 600     エ 700
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解説

 CVP 分析・Cost(費用)、Volume(販売量)、Profit(利益)で分析する。 有利さについての基準は曖昧だが、利益の多い方が有利であると考えられる。

ここでは両案を比較し、等しくなる販売数を計算し求める。販売量を x とすると

 (案A): 12x − ( 1,000 + 7x ) = 5x − 1,000
 (案B): 12x − ( 2,000 + 5x ) = 7x − 2,000

 5x −1,000 = 7x − 2,000
  x = 500

 両案が等しくなる個数は 500 個なので、それ以上のときはB案が有利。それ未満の ときはA案が有利となる。よって、正解は(イ)となる。


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