基本情報技術者試験の過去問と解説
[TOP] [午前分野別] [午後分野別] [キーワード索引] [令和元年秋午前] [令和元年秋午後]

平成16年 秋期 基本情報技術者 午前 問67
問67   データの正規化に関する記述

 データの正規化に関する記述として,適切なものはどれか。

ア 関係データベース特有のデータベース構築技法であり,データの信頼性と格納効率の向上を目的とする。

イ データベースの運用管理を容易にするために,レコードをできるだけ短く分割する構造化の技法である。

ウ ファイルに格納するデータの冗長性をなくすことによって,アクセス効率を向上させるチューニングの技法である。

エ ファイルやデータベースの論理的なデータ構造を設計する際の技法であり,データの矛盾や重複を排除することを目的とする。


解答←クリックすると正解が表示されます

解説

 データの正規化とは、データのメンテナンス性を高めるためにデータベース内で 同じ情報を2回以上重複しない様に記録し、個々のテーブルは主キーから 直接連想されるデータのみで構成される様にデータベースを構築することを指す。 正規化の程度によって第1正規化から第5正規化まで分けられている。

ア:正規化を用いたデータ中心アプローチに関する記述である。正規化を用いているが、 データ中心アプローチと正規化は異なるものである。

イ:データベースの運用管理を容易にすることは正規化の目的の1つではあるが、 レコードをできるだけ短く分割することは、第2・3正規化では行われても、 第1正規化では行われない構造化の技法である。

ウ:正規化とはファイルに格納するデータの冗長性をなくす方法ではあるが、 それによりアクセス効率は向上しない。また、正規化はチューニングの技法でない。

エ:正しい記述である。


[←前の問題] [次の問題→] [問題一覧表] [分野別] [キーワード索引] [基本情報技術者試験TOP ]