基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成20年 春期 基本情報技術者 午前 問33
問33   故障が発生する割合

 5台の磁気ディスクをすべて使用し,1週間に 100 時間連続運転するシステムがある。 磁気ディスク1台の MTBF が 10,000 時間のとき,このシステムは平均何週間に1回の 割合で故障が発生するか。ここで,MTTR は MTBF に対して無視できるほど小さく, 磁気ディスク以外の構成要素の故障は考慮しないものとする。

ア 20       イ 100        ウ 500       エ 2,000


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解説

 MTBF(Mean Time Between Failures)は平均故障間隔とよばれ、 隣接した故障と故障の間の時間の平均値のことである。 MTBFの値が大きいほど、システムの信頼性は高い。

 MTTR( Mean Time To Repair )は平均修理時間とよばれ、 故障の修理などに要する時間の平均値のことである。MTTR の値が小さいほど、システムの保守性は高い。

 磁気ディスク1台の MTBF が 10,000 時間であるが、5台の磁気ディスクを使用しているので、 10,000 時間に5回故障すると考えられる。つまり、2,000 時間に1度故障する。

1週間に 100 時間連続運転するシステムなので
 2,000 時間÷100 時間=20週
となり、平均 20 週間に1回の割合で故障が発生する。


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