基本情報技術者試験の過去問と解説
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平成20年 秋期 基本情報技術者 午前 問05
問05   aを超えない最大の整数値

 実数 a を引数とする関数 int( a ) は, a を超えない最大の整数値を返す。 たとえば,

int(8.9)=8

int(−8.5)=−9

である。整数 b と正の小数 c (0< c <1 )に対して,

   a =−( b c

が成り立つとき,

   a −int( a

c を使って表した式はどれか。

ア  c       イ  c      ウ 1− c      エ  c −1
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解説

 整数 b と正の小数 c (0< c <1 )に対して,

   a =−( b c

 が成り立つ場合で、 c = 0.1 のとき、以下のようになる。

  1. b が1のときは、 a =−1.1、 int ( a ) は、−2になる。
  2. b が0のときは、 a =−0.1、 int ( a ) は、−1になる。
  3. b が−1のときは、 a =0.9、 int ( a ) は、0になる。
 よって、
 int ( a ) =int ( −( b c ) ) =−( b +1)
となる。

  a −int( a )を c を使って表すと、

  a −int ( a ) = −( b c )−(−( b +1) ) = 1− c
となる。


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