ア:マルチプロセッサシステム の説明である。
2つ以上の CPU が主記憶装置や補助記憶装置を共有するシステムである。
このシステムでは、いくつかのジョブを同時に並行処理することができるため効率がよい。
また、いずれかの CPU が故障しても、その CPU を切り離し、処理を続けることができるため信頼性も高い。
イ:ロードシェアシステム の説明である。2つ以上の CPU で構成され、CPU の負荷分散を行う。
片方の CPU が故障した場合は、残りの CPU だけで処理を続けることができる。
ウ:デュプレックスシステム の説明である。2台の CPU で 構成され、片方でオンライン処理を行い、
他方は予備のシステムとして、優先度の低いバッチ処理等を行う。
オンライン処理側のシステムや機器に障害が発生すると予備側に切り換えて使用する。
経済的には、シンプレックスシステムより高価であるが、信頼性は高くなる。
システムダウンの時間は切り換える時間だけなのでシステムが回復する時間は短い。
エ:正しい。 デュアルシステムの説明である。2台の CPU で構成され、
正常時は2つのシステムが同じ処理を実行する。 実行結果を照合(クロスチェック)し、異なるときは、
異常の発生しているシステムを切り離し、正常なシステムだけで処理を続ける。
経済的には、デュプレックスシステムと比較しても高価であるが、信頼性は非常に高くなる。
システムダウンや誤動作が許されないシステムに用いられる。
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